TOP Back to top

JIJITSU

Jijitsu animation
+ 体験

このこじんまりとした空間には、キッチン、トイレ、ロフトが備わり、一見すると誰でも住めそうなアパートの一室のように見える。 しかし、部屋の半分には白い布で覆われた土台のようなものが佇み、まず座る場所が見当たらない。​ 床には土ごと置かれた植物、牛乳らしきものが入った瓶、彫刻のように形作られた粘土が点在し、生活感がありながらも、どこか異様な気配が漂う。

+ 展開

来場者には、「かつてUSAGIたちという存在が住処としていたとされる空間の痕跡」が再構築されたものであると説明される。 そして、こう問いかけられる。 ​ 「もし、あなたがここに住むとしたら? ここを自分なりに快適に過ごすとしたら、何をするか?」 USAGIたちが残した"らしき"ものの用途や意味は明かされず、それらはただ、そこにある。

+ コンセプト

来場者は、その空間にあるものを観察し、触れ、試しながら、自分なりの解釈や物語を生み出していく。 ​ ここにあるものは、かつて存在したものなのか、それとも今ここで生まれたものなのか。 その答えを決めるのは、ここにいる一人ひとりの視点と体験である。 ​ フィクションとは、再構築された現実であり、そこに触れることで生まれる新たな認識こそが、自分自身の「自実(Self-reality)」となる。

Year 2026

Type Installation / Prototype

Role Concept, Dev, Design

Wanted Criminals thumbnail

「Wanted Criminals」 は、指名手配写真のもつフィクション性を再解釈し、デジタル処理を施して新たな文脈に置き換えたポスターシリーズである。 本作では、犯罪者の「像」として機能する指名手配写真をデータとして分解し、ランダムな改変を加えることで、視覚的な明確さを揺るがし、写真が持つ意味や役割を変容させている。 ​ こうして再構築されたポスターは、求人広告やプロモーションビジュアルといった異なるフォーマットへと組み替えられ、元の写真が持っていた機能や権威を逸脱していく。 情報がどのように操作され、異なる文脈の中で受容されるのか——本作は、視覚的な信頼性とその流動性を探る試みである。

USAGIたちが記録していたとされる「夢の地図」。それは言葉と図形が交錯し、論理的な説明を拒む断片的な記録である。 ここに描かれているのは、場所なのか、記憶なのか、それとも誰かの想像の産物なのか。見る者は、その解釈を委ねられ、自らの物語を紡ぐことになる。 夢とは、語られることで形を成し、共有されることで新たな意味を持つ——「Dream Mapping」は、その流動性を可視化する試みである。

この空間は

USAGIたちの映画 「Rabbit, Habbit, Kubid」 に登場する場所であり

彼らの棲家である。

来場者がこの空間に足を踏み入れ、展示作品——すなわち彼らの持ち物と関わることで、 その様子は知らぬ間に映画の世界の一部として記録され、再構築されていく。

Visitor 1
Visitor 2

しかし、来場者はここが映画の一部であることを知らない。

Visitor 3

ここでの体験は、映画のストーリーに影響を与え、 「見る」存在でありながら、いつの間にか「見られる」存在となる。

Visitor 4

映画「rabbit, habid, kubid」 は、うさぎたちが言語を通じて世界を構築し、変容させていく物語 である。

彼らにとって、言葉は単なるコミュニケーションではなく、世界そのものを形づくる枠組み である。

しかし、うさぎの母親の死をきっかけに、その哲学は揺らぎ、彼らの思考の変化とともに、彼らの見る世界も変わっていく。

空間、行動、映像の表現がその変化を反映し、言語=世界の再構築 のプロセスが描かれる。

Rabbit behind